- 10月
- 2024年11月
長らくお待たせしました。前回の投稿に続き、装着試験編を開始します。
できればNuAns NEO [Reloaded]に合わせてデータを完成させて、皆さんも自由に3Dプリントができる状態にしたいところです。
さて、前回はDMM.makeに3Dデータをアップロードして注文するところまで完成しました。
それから待つこと一週間、どどーんとできてきました!
今回使用したナイロンは、やはりかなりの柔軟性がありつつも割れにくく、このケースコンセプトにはぴったりのようです。ただ、色がちょっとさみしく、塗装するか、最初から色付きのナイロンで成形したほうが良さそうです。
【使い方】
前回のモデル図面を見てわかった人もいるかと思いますが、これは、GoProのカメラマウントアダプターに取り付けられる形状になっています。
このGoProアダプターは、エクストリーム系スポーツでGoProカメラをどう固定するか、というものなので、強度が非常に高く、純正はもちろん、さまざまなサードパーティー製のマウントアダプターが発売されていて、選択肢が色々あります。
このようにGoProアダプターは大変便利なのですが、問題点として一度ネジで固定してしまうと簡単に取り外すことができなくなります。
そこで、今回のコンセプトとしては、TWOTONEのボトムカバーだけをアダプターとし、マウントに取り付けたまま運用し、自転車に取り付ける時はもともとついているボトムカバーだけを取り外してマウントすることができます。
自転車に乗っている人ならわかるかと思いますが、スマホをナビ替わりに自転車ハンドルに取り付けるアダプターは各種ありますが、これらはジップロック式だったり、両サイドを挟むグリップ型が主流です。
ジップロック式は、例えばちょっとした食事や休憩時にスマホを取り外すのが非常に面倒です。また、充電しながら使うのも、ケーブルの脱着に一苦労です。
グリップ式は脱着は簡単なのですが、取り付け方によっては簡単に脱落してしまう危険があります。また、専用ではないのでマウント自体が非常に大きくなりがち、という問題があります。
そこで、このNEOとマウントアダプターの出番になります。一瞬で着脱ができて、強度も十分、NEOをつけていないときでも小さく収まります。
【強度について】
実際届いたものをよく見てみると、思っていたよりも「たわみ」が多く、もっと強化が必要と感じます。
さらにいくつかサイズ調整の必要な部分があります。ただ、自転車用でなく、例えば車のダッシュボードマウントなどとしては強度としては十分と思います。
とりあえずこれはGoPro純正アダプターに取り付けて、車で使用することにします。角度調節もできて、便利ではないかなあ、と思いますが、もう少し改良が必要ですね。
【これからのモデル調整】
1) 各種サイズ微調整
2) 背面たわみ部分の補強
3) 横置きにも対応
4) カラー着色
上記調整を入れて、第二弾の成形を依頼します。
次回、再調整編をお楽しみに!
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[本当に使えるNuAns NEO [Reloaded] オリジナルカバー バックナンバー]
・Vol.1 本当に使えるオリジナルケースの作り方 その1
・Vol.2 【本当に使えるNuAns NEO [Reloaded]オリジナルカバー】3Dデータ作成〜3Dプリント編
・Vol.3【本当に使えるNuAns NEO [Reloaded]オリジナルカバー】装着試験編
・Vol.4【本当に使えるNuAns NEO [Reloaded]オリジナルカバー】モデリング調整編
・Vol.5【本当に使えるNuAns NEO [Reloaded]オリジナルカバー】実装編
・Vol.6【本当に使えるNuAns NEO [Reloaded]オリジナルカバー】データ公開編
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このブログを書いたスタッフ
開発
ようへい
開発、生産工程に関わる。家具メーカーのセールス時代に星川と出会い、意気投合してトリニティに転職。製品開発で中国に何度も通ううちに辛い食べ物に覚醒。隙があれば食べ物にハバネロソースをかけてしまうため、周囲から嫌がられている。
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